日本人としてイタリア製スーツ”文化”を哲学する立脚点、芸舞妓さんをヒントに
Ciao Bello! チャオベッロ!
AVAN CLASSICO(アヴァンクラシコ)のマツカワです。
8月はニッポンの伝統・クラシコで粋な大人の道楽をしてきました。
歌舞伎関係のご縁から、京都の5大花街の一つ、宮川町のお茶屋さんで夢のような一夜を過ごしたのです。
不思議と究極の日本の美意識を京都の伝統を体現する芸舞妓さんの存在そのものから
日本人がイタリアスーツ文化を理解し、自分のモノとするヒントを得たのでした。
まず、人気No.1 芸子さん、とし真菜さんが纏っていたアートをご紹介します。
季節は、立秋も過ぎたお盆直前、
暦の上では秋、
帯の柄があお紅葉、青々とした黄緑時にゴールドの刺繍で表現されていました。
着物はススキ柄
着物の裏地は紫でした
かんざしは夏限定の涼しげな”翡翠玉”
(他の季節は珊瑚です)
くしは、涼しげに”シルバー銀製の波模様”
朝顔柄のお着物
帯は、青紅葉
パッと華やかな花火かんざし
私がハット悟ったのは
男性スーツと着物はコンテクストが共通している。
現代の日本では、スーツは”ビジネスの制服”として着ている方が数として大多数です。洗えるスーツは伝統文化から生まれません、利便性追求の”ビジネス”チャンネルです。
しかし、私たちにはこんなにも豊かな”服飾文化がありました”
着物の服飾文化に立脚点にして、スーツにイタリア製スーツを哲学として理解すれば、日本人のスーツ着こなしも異次元に進化するのではないでしょうか。
●様式ありき、型ありき
●場面、時間、フォーマルの度合いによって型のキメがある
●解る人には解る”ルール”や”記号”を解る人たちで”暗号”として楽しむ
8月に紅葉やすすきが登場など、、
●社会的立場と役割を着物/スーツの品格とクオリティに反映される
*日常的にお茶屋さん遊びをしている”Aさん”曰く
売れっ子の芸舞妓ちゃんは良い着物着ている、そうでもない子はそれなり。。。(厳しい!)
本当に、プレゼントしたくなる、人間国宝の着物一揃え1千万円、お披露目会やったりして!
●毎年変わる流行りでなく”品格と品質と芸術性”が本物の証
19世紀、イタリアナポリでは、現代スーツのイノベーションが起きました。
鎧のような欧州の北の果てのアングロサクソンの色気もないジャケット&ズボンのスーツは
温暖なナポリの魔法で”快楽的で快適な”衣類へ進化したのです♪
今一度、私たち社会に脈々と受け継がれている伝統の様式美と美意識をアクティベイト!
スミズーラ(オーダーメイド)もアート芸術に昇華していきます!
ciao ciao
■イタリア流モテる男のカミーチャ・スミズーラ(オーダーシャツ)